開発の準備
マストドンは基本的に普通のRailsと同じように開発できると考えてよいです。 開発には(むしろ本番も) Ubuntu を使うことをお勧めします。
Githubからコードをチェックアウトします。
$ git clone https://github.com/tootsuite/mastodon
$ cd mastodon
$ git checkout -b v2.0.0 v2.0.0現在のは最新バージョンである v2.0.0 を基準に解説します。 過去のバージョンを見るには git checkout -b v1.6.1 v1.6.1 でチェックアウトできます。
マストドン開発には ruby, node, yarn のソフトウェアが必要です。 それぞれ好きな方法でインストールしてください。
ライブラリのインストール
Aptfile に書かれているライブラリをインストールします。
$ sudo apt-get install `cat Aptfile`でさくっとインストールできるはずです。 Debian系OS以外の場合は必要なライブラリをがんばって入れましょう。
ライブラリがインストールできたら
$ bundle install
$ yarn installでgemとnpmをインストールします。
ミドルウェアを立ち上げる
PostgreSQLとRedisはdockerで雑に立ち上げましょう。
$ docker run -d -p 5432:5432 --rm --name postgres postgres:alpine
$ docker run -d -p 6379:6379 --rm --name redis redis:latest立ち上げたコンテナに繋がるように .env ファイルを作ります。
DB_HOST=localhost
DB_USER=postgresこの状態で
$ rake db:create
$ rake db:schema:loadを叩いてみましょう。 データベースが作られると思います。
.env ファイルは環境変数を追加できます。 開発用には .env を、本番用には .env.production 使います。 どちらもコミットしてはいけません。
アプリケーションを立ち上げる
あとはアプリケーションを立ち上げたら開発が始まります。 とは言えRails、stream、sidekiqを個別に立ち上げるのは面倒ですので、foreman を使います。
$ gem install foreman
$ foreman startProcfile.dev の内容に従って、必要なプロセスが起動します。 しばらくすると webpack の処理が終わり、 http://localhost:3000 にマストドンが立ち上がります。 これで開発の準備は完了です。
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