あとがき

今回はマストドンの本でした。 このマストドンというやつ、スマートフォンアプリなどという不自由で糞なものが跋扈する現代に、 久しぶりに現れた純度100%のインターネッツという感じの存在で最高に楽しいです。 すごい・・・おっさんたちが熱中するわけだ!!

ご存知だと思いますが、このマストドンで人生がちょこっと一変したような感じします。 中の人として前に出ていく機会が増えました。 久しぶりにスピード感のある仕事もできました。 会社の底力みたいなところも実感できたと思います。 ボーナスも普段よりたくさん貰えました。 基本給はまだ変わってません

スピード感が必要な仕事は楽しいですね。 いろいろ面倒なことをすっ飛ばしてリリースできるのは楽でいいです。 いろいろな人が味方になってくれるのも楽しいですね。 本体に出したプルリクをレビューしたのが、本業でガチ競合の某P社だったりするのも面白いです。 ただ、マストドンが面白すぎるせいで、あんなに好きだったtwitterをほとんど見なくなりました。 twitterを見ていないと、世間でなにが起こっているのか本気で全く分からなくなります。 驚きです。

第2版あとがき

早いものでマストドンが世界に到来してから半年が経ちました。 マストドン本体もリリースを重ね、順調に進化しています。

東京でばっかオフ会が開かれてずるいという不満を受け、この夏は町会議に合わせて全国を飛び回りオフ会をしました。 福岡町会議のついでに寄った鹿児島では、てげどんの人たちに お世話になり、 鹿児島の夜の街を連れ回してもらって美味しいものをこれでもかというほど堪能させてもらいました。 マストドンをきっかけにいろいろなところに行き、たくさんの人に会い、美味しいものを食べて納得する、という非常に健康的で文化的な素晴らしいひと夏になったと思います。 旅費が自腹じゃなかったらもっと最高だったんですが。

最近ではマストドンユーザの中で、 自分でインスタンスを建てることが少し流行の兆しを見せています。 その結果、全くテクノロジーに縁遠かった人が、プログラミングの勉強を初めたりしていて、とても興味深い状況になっています。 我々プログラマが、今までどれだけ「プログラミング学ぶと便利だし楽しいよ」って言っても、興味を持ってくれる人はほとんどいなかったのに、です。 これをきっかけにプログラミング学習者がもっと増えてくれるといいですねぇ。

なお、基本給はまだ変わっていません。

次回予告

次回のイベント参加は冬コミです。

この夏に会社で募集したインターンのテーマがマストドンだったので、担当者として学生の対応をしていたときに気づいたのですが、 最近の学生は本当に優秀でコードを読み解く力も書く力も非常に高く、 サクサクと自分たちで企画を立て実装を進めていけるのですが、 どうやら Gitの使い方 にみんなだいぶ苦労しているようです。

やはり仕事としてチームを組んで実際に試行錯誤をしないと、 Gitのよい使い方やハマるポイントなんかはわからないんだろうなぁと思います。 というわけで冬コミは かなり実践的なGitの使い方 をテーマに本を書こうと思います。

自分が実践しているGitの流儀は完全にシステマティックで、 作業の手順が完全に決まっていて叩くコマンドはほんの数種類しかありません。 作業をしていて間違えることや迷うこともほとんどありません。 実はGitは仕組みをきちんと構築すれば簡単に運用できるんだよというのを示したいと思います。

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